基本情報技術者試験において、2の補数表現は必ずマスターしておかなければならないテーマである。
基本情報技術者試験でも2進数において、マイナスの数値を表現するときにもっともよく用いられるのが2の補数表現である。ここでは、以下のことをマスターして欲しい。
負の数を2の補数することで、引き算を足し算でおこなうことができる。したがって、コンピューター内部は加減乗除の四則演算はすべて加算処理だけでおこなうことができるため、計算回路が簡素化できる。
2の補数表現における最上位のビット(一番左端のビット)は、結果的に数値の符号を数値の符号を表している。
補数とは、ある数値に対して、定められた数値にいくつ足りないかを示した数値のことである。補数は日常生活ではほとんど聞くことのない言葉である。しかし、コンピューターの世界では必要不可欠なものである。なぜなら、補数を使うことで引き算を足し算として処理することができるからである。
定められた数値には以下の二つがある。
基数のべき乗からある数を引いたものを基数の補数、基数のべき乗−1からある数を引いたものを基数−1の補数という。基数−1の補数のことを減基数の補数という。
10進数の場合
2進数の場合
10進数の場合は、基数の補数は10進数であるから10の補数、基数のべき乗−1の補数は、9の補数である。
基数の補数と基数−1の補数の求め方は以下のとおりである。
125は3けたの数値であるから、10の補数ならびに9の補数はそれぞれ以下の式で求めることができる。