基本情報技術者試験や初級シスアドの試験では計算問題が多く出題されます。そこで、基本情報技術者試験や初級シスアドで計算問題を解くヒントを書きたいと思います。
磁気ディスクの平均アクセス時間を計算するときに、平均回転待ち時間やデータ転送速度を求めるために、ディスクの1回転の時間を求めなければなりません。磁気ディスク装置の1回転の時間は、60秒×÷1分間の回転数で求められます。
例えば、1分間に3,000回転する磁気ディスクであれば、60秒÷3,000回転=0.02秒です。
この式は公式として覚えている人が多いと思います。簡単な式ですが、ど忘れをすることもあります。公式を知らなくても1回転の時間は求めることができます。
1分間の回転数を求める式は、比の問題です。1分間(60秒)で、3,000回転するのだから、1回転の時間をxとすると、以下の式が作れます。
60秒:3,000回転=x秒:1回転
3,000x=60
x=0.02秒
これで、1回転の時間を求めることができます。情報処理技術者試験において、このように比を使うこうとで、計算できる問題は多いです。計算式や公式を忘れたときはぜひ、このように比を使って求められないか考えてみてください。