基本情報技術者試験 平成19年秋期 問11から問20の問題
探索方法とその実行時間のオーダの正しい組合せはどれか。ここで,探索するデータ数をnとし,ハッシュ値が衝突する(同じ値になる)確率は無視できるほど小さいものとする。また,実行時間のオーダがn2であるとはn個のデータを処理する時間がcn2(cは定数)で抑えられることをいう。
2分探索 | 線形探索 | ハッシュ探索 | |
ア | log2n | n | 1 |
イ | nlog2n | n | log2n |
ウ | nlog2n | n2 | 1 |
エ | n2 | 1 | n |
2分木の各ノードがもつ記号を出力する再帰的なプログラムProc(ノードn)は,次のように定義される。このプログラムを,図の2分木の根(最上位のノード)に適用したときの出力はどれか。
Proc(ノード,n){
nに左の子lがあればProc(l)を呼び出す
nこ右の子rがあればProc(r)を呼び出す
nに書かれた記号を出力する
}
十分な大きさの配列Aと初期値が0の変数pに対して,関数f(x)とg()が次のとおり定義されている。配列Aと変数pは,関数fとgだけでアクセス可能である。これらの関数が操作するデータ構造はどれか。
function f(x){ p=p+1 A[p]=x return None } function g(){ x=A[p] p=p−1 return x }
昇順に整列されたn個のデータが格納されている配列Aがある。流れ図は,2分探索法を用いて配列Aからデータxを探し出す処理を表している。a,bに入る操作の正しい組合せはどれか。ここで,除算の結果は小数点以下が切り捨てられる。
a | b | |
ア | k+1→hi | k−1→lo |
イ | k−1→hi | k+1→lo |
ウ | k+1→lo | k−1→hi |
エ | k−1→lo | k+1→hi |
整数z,y(x>y≧0)に対して,次のように定義された関数F(x,y)がある。F(231,15)の値は幾らか。ここで,x modはxをyで割った余りである。
フリップフロップ回路を利用した高速なメモリはどれか。
入力XとYの値が同じときだけ、出力Zに1を出力する回路はどれか。ここで、はAND回路,はOR回路,はNAND回路,はNOR回路,はNOT回路を表す。
図に示すアドレス指定方式はどれか。
1GHzで動作するCPUがある。このCPUは,機械語の1命令を平均0.8クロックで実行できることが分かっている。このCPUは1秒間に約何万命令実行できるか。
外部割込みに分類されるものはどれか。